vol.7 収まらないイライラに 自律神経の乱れを整える
2026.07.08
洛和会音羽リハビリテーション病院 副病院長で漢方専門医の山崎武俊がおすすめの漢方薬をご紹介する「山崎先生の漢方ラジオ外来出張版」。今回のテーマはイライラです。
私たちは日々の生活の中で、原因のよくわからない頭痛やだるさ、イライラを感じることがあります。それらはもしかすると、自律神経の乱れがサインかもしれません。今回は山崎先生に、自律神経の正体と、イライラを落ち着かせる方法を聞きました。
自律神経は人間が本来持つ「野生の力」
「自律神経」という言葉はよく耳にしますが、私はこれを、「人の野生の力」だと捉えています。
太古の昔から、人間は暑さや寒さ、あるいは外敵から身を守るために、意識せずとも体を環境に適応させてきました。この無意識のうちに体を調整する機能こそが自律神経の本質なのです。
自律神経には、「交感神経」と、「副交感神経」の2つがあります。
交感神経はやる気スイッチ。交感神経が優位になると具体的には心拍数の増加、血管収縮、瞳孔散大や汗の分泌などが生じます。一方、副交感神経はリラックススイッチ。副交感神経が優位になると筋肉が緩んだり、消化が良くなったりします。
本来、昼間に交感神経がはたらいて仕事に精を出し、夜に副交感神経のはたらきによって体を休めるのが理想ですが、スマホやテレビなどの電子機器が発達し、情報にあふれかえっている現代社会では一日中気が休まりません。その結果、交感神経が暴走し、副交感神経が足りない状態に陥り、イライラ、頭痛、めまい、肩こり、だるさといったさまざまな不調が引き起こされると考えられます。
また、女性はホルモンバランスも関わってくるので、男性よりも複雑な症状が多いです。特に排卵期のイライラはホルモンによるいたずらと言えるでしょう。体内に溜めすぎたエネルギーが溢れだしイライラや肩こりといった症状が表れます。
今回はイライラを2つのタイプに分けておすすめの漢方薬をご紹介します。
イライラしてすぐ人に当たってしまう方へ
イライラを溜め込んで爆発させがちな方へ
大切なのはストレスを消化すること
自律神経を整える第一歩は、「頑張りすぎている自分」に気づき、ぼーっとする時間を持つことです。そして、何より重要なのは、一人で抱え込まずにストレスを吐き出すこと!
家族のこと、仕事のこと、人間関係のこと……。「人に分かってもらえない」という孤独感が一番のストレスになります。誰かに話を聞いてもらい、感情を共有するだけでも十分です。心の平穏を保つことが自律神経の乱れを落ち着かせます。
※症状や体質には個人差があります。気になる症状がある方、治療中の方は、自己判断せず医師または薬剤師にご相談ください。
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また、この内容はポッドキャストでもお聞きいただけます。
「なんとなく不調だけど病院に行くほどかは分からない」
「薬だけでなく、別の視点でも向き合ってみたい」
そんな方にこそ聞いていただきたい内容です。
記事では伝えきれないお話は、ぜひポッドキャストで。
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