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vol.6 睡眠薬が効かない不眠症に

2026.06.05

洛和会音羽リハビリテーション病院 副病院長で漢方専門医の山崎武俊がおすすめの漢方薬をご紹介する「山崎先生の漢方ラジオ外来出張版」。今回のテーマは不眠症です。

布団に入ってもなかなか寝付けない、睡眠薬を処方してもらったけどなかなか効かない、などの眠りに関するお悩みに、山崎先生が東洋医学の視点からアプローチします!

 

不眠の原因を探る

本来人間は太陽が昇ると活動し、太陽が沈むと眠る生き物です。しかし文明が発展したことにより夜遅くまで活動する人が増え、日が沈んだら眠るという本能に逆らった生活を送るようになりました。不眠症の原因はこうした生活サイクルの乱れが原因だと私は考えています。

 

不眠症改善におすすめなのは、ごはんを食べたら何も考えずに寝ること。

家に帰って夕飯を済ませたら好きな音楽を聴いたり、お笑いをみたりしてリラックスした時間を過ごすことで自然と眠気がやってきます。(私は世界遺産の動画をよく見ます。)

また夜に考え事はNGです。難しいことを考えると脳のはたらきが活発になってますます眠れなくなります。

 

しかし生活習慣を見直してもなかなか寝付けないという方も多いと思います。そんな方に不眠症におすすめの漢方薬を2つご紹介します。

 

 

気が張って眠れない方に

帰脾湯(きひとう)

気持ちが張って落ち着かず眠れないときにおすすめです。交感神経と副交感神経の切り替えスイッチを整えます。飲むと「ほんわかする」と言う方が多いです。12種類の生薬が含まれていて、虚弱体質の方の貧血によく処方されます。西洋薬の睡眠薬と併用してもOK。

 

 

 

不安で眠れない方に
桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

小さい物音で起きてしまう、不安で眠れない、夢見が悪い方におすすめです。成分として含まれる竜骨(りゅうこつ)は哺乳類の化石の骨、牡蛎(ぼれい)は牡蠣の殻のことで、カルシウムが豊富に含まれています。鎮静作用があり、イライラや不安を落ち着かせる効果があります。

寝る前はとにかくリラックス!

眠れないのはとてもつらいと思います。そんなときにお守り的な睡眠薬があると安心して眠りにつながることもあります。

人間は本来、昼間に活動するものですが、夜に活動的になる人もいるでしょう。夜にいろいろと活動するのも良いですが、できれば日付が変わる前には寝ましょう。自分にとってベストな睡眠時間を見つけることが大切です。

また寝るときは胃を空っぽにしておくといいでしょう。寝る前の3時間は何も食べないことを意識してみてください。胃を休めることでより良い睡眠がとれます。

他にも、枕やベッド、室温といった睡眠環境を整えることも安眠への近道になります。

帰宅して夕飯をすませたらあとはとにかくリラックス!夜は脳を使わないことを意識して過ごしてみるといいでしょう。

 

※症状や体質には個人差があります。気になる症状がある方、治療中の方は、自己判断せず医師または薬剤師にご相談ください。

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「なんとなく不調だけど病院に行くほどかは分からない」
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山崎先生の声で、不眠症におすすめの漢方をわかりやすくお届けします!