vol.5 なんとかしたいお腹の不調に
2026.05.27
胃腸の原因は「湿気」にあり
「しっかり食べているのに太れない」「食べ過ぎると胃が痛くなる」といった悩みはありませんか? 実は、日本人はもともと胃腸が弱い民族だと言われています。 その大きな要因は、日本の気候特有の「湿気」です。東洋医学で「胃は湿を嫌う」というくらい、胃腸は湿気が苦手。湿度が高く湿気が多い日本は胃が弱りやすい環境なのです。そのため、消化がよく、調理にあまり手をかけない和食文化が発達したとも言われています。
胃腸の不調を整えるには、日ごろの食生活を見直しが重要です。以下のことを意識してみましょう。
- 水分補給は「喉が渇いたら」: 乾燥した地域とは異なり、湿度の高い日本では、喉が渇いていないのに無理に水を飲む必要はありません。
- 「和食」を意識: 和食は脂が少なく、食材自体に水分が豊富に含まれているため、日本人の胃腸に適しています。
- 胃腸にも「休憩タイム」を: 胃腸を休ませる時間も大切です。成長期のお子さんを除き、間食(おやつ)はなるべく控え、胃を空っぽにする時間を作りましょう。
胃腸虚弱の大敵は「水」と「お菓子」です。水分を摂ったほうが体にいいとよく言われますが、日本人はむしろ逆。さきほども述べたように、胃は湿気を嫌います。水分を摂り過ぎると胃下垂(胃が水分でタプタプした状態)になりやすく、働きが鈍くなってしまうのです。胃下垂の傾向がある人にとっては、過度な水分摂取がむしろ悪影響になる場合があるため注意が必要です。間食も控えたほうがいいでしょう。胃腸環境を整えるために胃腸を休ませることも大切です。
胃腸が弱いときにおすすめの漢方
食べても太れない、顔色が優れない、食べ過ぎると胃が痛くなるという方に。
六君子湯(りっくんしとう)
六君子湯は胃下垂気味で胃に水が停滞している状態を改善し、胃を軽くして本来の働きを取り戻す効果があります。
食べるとすぐに体につくタイプの方には合いません。このタイプの方はもともと胃が強く、胃腸の消化能力が高いということ。漢方薬で治療というよりかは食生活を改善するのが効果的です。
生まれつき胃腸が弱く、腹痛を起こしやすいお子さまへ。
小建中湯(しょうけんちゅうとう)
小建中湯は体に潤いと栄養を与え、元気を取り戻させてくれるお薬です。「膠飴(こうい)」という水飴が入っており、甘くて飲みやすいのが特徴です。本来、子どもの虚弱体質改善に使われるお薬ですが、大人の胃腸虚弱にも効果を発揮します。
胃腸の不調には食生活の改善が一番です。水分や脂肪の多い食事を控えて和食を取り入れることを意識してみましょう。
満腹ではなく腹八分で抑えることも重要です。
※症状や体質には個人差があります。気になる症状がある方、治療中の方は、自己判断せず医師または薬剤師にご相談ください。
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