ホーム
/ 健康のこと / 梅雨は要注意!家庭でできる食中毒対策

梅雨は要注意!家庭でできる食中毒対策

2026.06.12

ジメジメした日が続く梅雨の時期。気温や湿度が高くなることで、食中毒の原因となる細菌が増えやすくなります。

「しっかり加熱しているから大丈夫」
「冷蔵庫に入れているから安心」

と思っていても、ちょっとした油断から食中毒が起こることがあります。

今回は、家庭でできる食中毒予防のポイントをご紹介します。

なぜ梅雨に食中毒が増えるの?

食中毒の原因となる細菌は、高温多湿の環境を好みます。

特に梅雨の時期は、

・気温が20~40℃程度になる
・湿度が高い
・食品を常温で置く機会が増える

といった条件がそろいやすく、細菌が増殖しやすくなります。

代表的な原因菌としては、サルモネラ菌、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌などがあります。

食中毒予防の3原則

食中毒予防には「つけない・増やさない・やっつける」の3原則があります。

①つけない

細菌を食品に付着させないことが大切です。

・調理前や食事前は石けんで手洗いする
・生肉や魚を触った後は手を洗う
・包丁やまな板を使い分ける

手洗いは食中毒予防の基本です。

 

②増やさない

細菌は時間とともに増殖します。

・購入後は早めに冷蔵庫へ
・作った料理は長時間常温で放置しない
・お弁当はしっかり冷ましてからふたをする

特に梅雨時期は「少しくらい大丈夫」が危険です。

 

③やっつける

細菌の多くは加熱によって死滅します。

・肉や魚は中心部まで十分加熱する
・作り置きした料理は再加熱する

加熱不足には注意しましょう。

意外と多い家庭内食中毒

食中毒は飲食店だけで起こるものではありません。

近年は家庭で発生する食中毒も少なくありません。

例えば、

・前日のカレーを常温保存していた
・おにぎりを素手で握った
・生肉を切った包丁で野菜を切った

といったことが原因になる場合があります。

こんな症状があれば受診を

食中毒になると、

・下痢
・腹痛
・吐き気
・嘔吐
・発熱

などの症状が現れます。

特に高齢者や小さなお子さんは重症化することもあります。

症状が強い場合や、水分が取れない場合は早めに医療機関へ相談しましょう。

梅雨の時期は食中毒が増えやすい季節です。

「手洗い」「冷蔵保存」「十分な加熱」を意識するだけでも、食中毒のリスクを大きく減らすことができます。

毎日のちょっとした心がけで、家族みんなの健康を守りましょう。

 

 

監修

洛和会音羽病院 感染症科

井村 春樹