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プレコンセプションケアで将来の妊娠と人生設計 生涯の健康を考える

2026.10.13

プレコンセプションケアについて

プレコンセプションケアとは、将来の妊娠だけを目的としたものではありません。
性別や年齢、将来の希望にかかわらず、自分の身体や健康について正しく知り、生涯にわたって健康を管理していく取り組みです。

妊活を始めている人だけでなく、すぐに妊娠する予定がない人や、将来妊娠するかどうかを決めていない人にも関係します。また、妊娠や健康を特定の性別だけの問題にせず、パートナーを含めて考えることも大切です。

食事や睡眠、運動、こころの状態など、毎日の過ごし方は未来の健康にもつながります。
何か特別なことを一度に始めるのではなく、日頃の生活を振り返り、今の自分にできることを見つけてみましょう。

今の健康は未来につながっている

身体は一生同じではありません。思春期、性成熟期、更年期、閉経後など、ライフステージによって身体の状態や健康上の課題は変化します。

それぞれの時期は独立しているわけではなく、現在の健康状態や生活習慣は、その後の健康にも関係します。まずは自分の身体に関心を持ち、体調の変化に気付くことが、健康管理の第一歩です。

体調や生活リズムを記録すると、自分なりの傾向を把握しやすくなります。健診や検診を受けることも、身体の状態を知る大切な機会です。

現在の健康を幅広く見直す

プレコンセプションケアで確認するのは、妊娠や婦人科に関することだけではありません。

例えば、次のような項目があります。

  • 月経や身体の変化
  • 持病と治療の状況
  • 現在服用している薬やサプリメント
  • 予防接種の状況
  • 食事と体重
  • 運動習慣
  • 睡眠
  • 喫煙や飲酒
  • こころの健康
  • 感染症の予防
  • 健診や検診の受診状況

このように、現在の身体と生活習慣を全体的に見直し、必要な治療や予防、生活習慣の改善につなげることがプレコンセプションケアの基本です。将来の妊娠を保証するものではなく、自分の健康をより良い状態に整えるための考え方です。

我慢せず相談することも大切

痛みや疲れ、眠りにくさなど、症状の感じ方には個人差があります。他の人と比べて軽いか重いかではなく、学校や仕事、家事、睡眠など、自分の生活にどの程度影響しているかを考えることが大切です。

生活に支障がある場合や、気になる状態が続く場合は、「これくらいなら我慢できる」と抱え込まず、医療機関や専門職に相談しましょう。相談すること、助けを求めること、必要に応じて休むことも、自分の健康を守るための行動です。

 

月経に伴う不調も相談を

月経に伴う痛みや体調の変化は、他の人と比べにくいため、我慢してしまうことがあります。

学校や仕事を休む、寝込んでしまうなど、日常生活に影響が出ている場合は、産婦人科などへの相談を検討しましょう。判断の基準は「我慢できるか」ではなく、「生活に困っているか」です。

月経の状態や体調の変化を記録しておくと、受診や相談の際に状況を伝えやすくなります。

毎日の生活を整える

健康管理というと、大きく生活を変えなければならないと思うかもしれません。しかし、身近な習慣を一つずつ見直すことも大切な健康づくりです。

 
食事

食事を抜くことを習慣にせず、できる範囲で食生活を整えましょう。特定の食品だけに偏るのではなく、無理なく続けられる方法を考えることが大切です。

 
睡眠

睡眠時間だけでなく、朝起きたときの状態や日中の眠気にも目を向けましょう。眠りにくさや強い眠気が続き、日常生活に影響している場合は、医療機関への相談も選択肢になります。

 
運動

まとまった運動時間を確保するのが難しい場合は、歩く機会を増やすなど、日常生活の中で身体を動かすことから始められます。自分の体調に合わせ、無理なく続けられる方法を選びましょう。

 
歯と口の健康

歯と口の状態を整えることも、生涯の健康管理につながります。毎日のケアに加え、気になる症状がある場合は、歯科医療機関に相談しましょう。

 
こころの健康

しんどいときに一人で頑張り続ける必要はありません。相談する、助けを求める、休むことも大切な健康行動です。身体の状態と同じように、こころの状態にも目を向けましょう。

年齢による変化を我慢しない

更年期には、身体の変化に伴い、ほてり、発汗、眠りにくさ、疲れやすさ、月経の変化などが現れることがあります。症状の種類や程度は一人一人異なります。

「年齢によるものだから仕方がない」と決めつけず、生活に影響する困り事がある場合は、医療機関や専門職に相談しましょう。閉経後も、骨や血管などの健康に目を向け、健診や日頃の健康管理を続けることが大切です。

性や妊娠について正しく知る

性や妊娠に関する健康は、特定の性別や年代だけに関係するものではありません。

性感染症には、自覚症状がほとんど現れないものもあります。見た目や自覚症状だけで判断せず、必要に応じて検査や医療機関への相談につなげることが大切です。

また、将来妊娠を考えている場合は、月経や婦人科の状態だけでなく、持病が適切に管理されているか、現在服用している薬があるかなど、全身の健康状態を確認する視点も必要です。薬やサプリメントを使用している場合は、自己判断で中止せず、商品名や処方内容が分かるものを用意して医師や薬剤師に相談しましょう。

妊娠する力は年齢の影響を受けますが、この知識は妊娠や出産を急がせるためのものではありません。子どもを持つ、持たない、まだ分からないという、どの選択においても、自分の身体と将来について考えるための正しい知識が大切です。

相談先を選ぶときのポイント

プレコンセプションケアについて相談できる窓口には、産婦人科や婦人科のほか、妊娠前相談、不妊相談、ブライダルチェックなどを扱う医療機関があります。

ただし、対応内容は医療機関によって異なります。婦人科の検査を中心に行うところもあれば、生活習慣、持病、服薬、感染症、不妊治療などについて相談できるところもあります。

次の点を確認して相談先を選びましょう。

  • 自分が相談したい内容に対応しているか
  • 必要な検査を受けられるか
  • 持病や服薬について相談できるか
  • パートナーも相談または受診できるか
  • 費用や予約方法はどうなっているか
  • 必要に応じて他の診療科や医療機関と連携できるか

診療内容や費用、予約方法は変更される場合があります。受診前に、各医療機関の公式サイトや電話で最新の情報を確認してください。

京都でプレコンセプションケアに関連する相談先を探す際は、京都でプレコンセプションケアを相談できるクリニック|妊活前の検査・健康管理も参考にできます。

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今日からできることを一つ

健康づくりは、大きな目標を立てることよりも、無理なく続けられる行動を選ぶことが大切です。

例えば、次のようなことから始めてみましょう。

  • 体調や生活リズムを記録する
  • 食事の内容や時間を振り返る
  • 就寝前の過ごし方を見直す
  • 日常生活で歩く機会を増やす
  • 健診や検診を受ける時期を確認する
  • 気になる症状を医療機関や専門職に相談する
  • 自分の将来と健康について考える

自分の身体を知り、日々の生活を整え、困ったときに相談することは、生涯の健康を支える大切な取り組みです。

未来の健康のために、まずは今日、自分にできることを一つ選んでみませんか。

監修者プロフィール

洛和会音羽病院
母性看護専門看護師
佐藤 麻里(さとう まり)

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