後回しにしてませんか?40代からの健診
自分のことは後回しにしてきた 42歳の真理子さんが健診案内を開くまで
- Vol.01
- 2026.07.06
家族のこと、仕事のこと、毎日の暮らしのこと。気づけば、自分の体のことは後回しになっている。そんな40代の女性は少なくないかもしれません。健診や検診の意味をあらためて確認し、自分の健康に目を向ける小さな一歩について考えます。
※この記事に登場する人物・エピソードは、取材設計用に構成したモデルケースです。
※制度や受診率に関する記述は、公的情報に基づいています。
主婦が自分のために時間を使うことはぜいたくなのか?
朝、家族を送り出したあと、真理子さんは今日の予定を頭の中で並べます。洗濯、買い物、母への電話、午後からのパート。帰宅後は夕食の支度、明日の準備、子どもの話を聞く時間も必要です。 家族の予定は把握していても、自分のことはつい後回しになりがちでした。
真理子さんは42歳。京都市山科区に暮らし、夫の扶養に入っています。健診や検診の案内も届きますが、封筒を開けるたびに「今じゃなくてもいいかな」「症状もないし」と思ってしまう。必要だと分かっていても、案内は書類の束にまぎれていきました。
健診を後回しにする理由は、どれも現実的です。時間がない。子どもの予定が読めない。仕事の休みが取りにくい。費用も少し気になる。検査そのものに気が進まない。 ただ、その奥には、自分の体のことを優先するのがどこか後ろめたい、という気持ちもありました。家族や仕事を優先するうちに、「自分のために時間を使うこと」がぜいたくに感じられていたのです。
40歳を過ぎてからは、疲れが抜けにくい、体重が戻りにくい、眠りが浅い、階段で息が上がる――そんな変化もありました。けれど、「年齢のせいかもしれない」と受け流していました。もちろん、加齢による変化はあります。 ただ、血圧、血糖、脂質、肝機能、腎機能などは、自覚症状がないまま変化することも少なくありません。健診は、病気を見つけるためだけではなく、今の自分の体の状態を知る機会でもあります。
ある日、真理子さんは、健康診断とがん検診は同じものではないことをあらためて意識します。 健康診断は、血圧や血糖、脂質などを確認し、生活習慣病のリスクや全身の状態をみるもの。40歳以上を対象とした特定健診もその一つです。 一方、がん検診は、特定のがんを早期に見つけるためのもの。子宮頸がん検診、乳がん検診、大腸がん検診など、それぞれ対象や内容が異なります。
知識としては分かっていたはずなのに、暮らしの中では、どれも「いま急がなくてもいいこと」として脇に置かれていました。 けれど、最初の一歩は案外小さなことでした。それは、棚の端に置いていた封筒を開けたこと。対象年齢、受けられる場所、費用、予約方法。一つずつ見ていくと思っていたほど遠い話ではありませんでした。
自分でかけていたブレーキ
背中を押したのは、同年代の友人の「行ったら少し気が楽になったよ」というひと言でした。さらに、夫に「健診の案内をちゃんと見てみようと思う」と話すと、「いいやん。行けるときに行ったほうがいいよ」と自然な返事が返ってきました。 自分で自分にかけていたブレーキのほうが、思っていたより強かったのかもしれません。
家族を大切にすることと、自分を後回しにすることは、同じではありません。自分の体に目を向けることは、これからの暮らしを守ることにもつながります。健診は、「大丈夫」を証明するためだけのものではなく、今の状態を知り、必要があれば早めに整えるための機会です。
40代からの健康づくりに必要なのは、自分を責めることではなく、まず自分の体に目を向けることです。届いている案内を開いてみる。健康診断とがん検診を分けて考えてみる。自分が対象かを確認してみる。迷ったら、家族や友人に聞いてみる。 40代からの健康づくりは、その一歩から始まります。
協会けんぽ加入者の被扶養者対象の特定健診イベントを開催
そうした一歩を後押しする機会として、洛和会京都健診センターでは2027年2月27日、協会けんぽ加入者の被扶養者を対象とした特定健診イベントの開催を予定しています。対象は、40代以上の女性を中心とした協会けんぽ加入者の被扶養者です。
当日は、特定健診に加え、美容や健康に関する企業ブース、らくわ健康教室も予定されています。健診の必要性は感じていても、日々の忙しさのなかで後回しになっている方にとって、自分の体に目を向ける入口となる一日となるはずです。
RAKUでは今後も、イベントに向けて40代からの健診や健康づくりに役立つ情報をお届けしていきます。
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