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【山崎先生の漢方ラジオ外来】vol.2 春の頭痛、どうにかして!

2026.04.16

体の不調に合わせたおすすめの漢方を洛和会音羽リハビリテーション病院の副病院長で循環器専門医かつ漢方専門医でもある山崎 武俊がご紹介。

今回のテーマは「頭痛」。

実は春に多くなると言われている頭痛。つらーい痛みを体にやさしい方法で抑えたい!そんなわがままには漢方がおすすめかも?

 

また、この内容はポッドキャストでもお聞きいただけます!

「なんとなく不調だけど病院に行くほどかは分からない」
「薬だけでなく、別の視点でも向き合ってみたい」
そんな方にこそ聞いていただきたい内容です。

記事では伝えきれないお話は、ぜひポッドキャストで。
山崎先生の声で、つらい頭痛との向き合い方をわかりやすくお届けします!

なぜ春になると頭痛が増える?

春は気圧の変化が激しく、寒暖差も大きい季節。寒暖差が激しいと自立神経が乱れ、気圧が急に下がると血管が拡張しやすくなるため、この2つが重なる春は頭痛が多くなると考えられています。

市販の鎮痛剤だけでは解決しにくいことも多く、国民病といえるほど日本人に多い頭痛。

全ての頭痛を薬の力で治すことは難しいですが、頭痛が起こる原因を探ると、漢方が効きそうな頭痛というのがいくつかあります。今回は頭痛を2つのタイプに分けておすすめの漢方をご紹介します。

 

あなたはどっち?タイプ別・頭痛の原因とおすすめ漢方

【水毒タイプ】〜天気が悪いと頭が重い〜

特徴: 雨が降る前に頭全体がズーンと重くなり、市販の鎮痛剤があまり効かない、「頭痛で天気が予報できる」という方。

おすすめの漢方: 五苓散(ごれいさん) 

日本は海外と比べて湿度が高く、汗をうまく体から出しづらい傾向があります。しかし日本人はお茶を飲むのが好きだったりしますよね。コーヒーや紅茶、ジュースなどが好きでよく飲む方も多いと思います。

喉が渇いて水を飲むのとは違って、嗜好的な飲料をたくさん飲む。そうすると体の中に余計な水分が溜まり、気圧が急に変化するとその溜まった水が原因で痛みが現れます。

そんな水毒タイプの方には「五苓散」がおすすめです。五苓散は体内の余分な水分を排出する作用があります。気圧の変化によっておこる頭痛には五苓散が効果的です。

 

 

【寒邪タイプ】〜冷えるとズキズキ痛む〜

特徴: 鋭く「ズキズキ」「キーン」と痛む。ひどくなると吐き気を伴う方

おすすめの漢方:呉茱萸湯(ごしゅゆとう)

水毒タイプのズーンとした痛みとは違って、寒邪タイプの方の頭痛は鋭くズキズキとした痛みが特徴です。ひどくなると吐いてしまうこともあります。

主な原因は体の冷え。食生活の乱れやエアコンの風などで体が冷えてしまうと、冷えが塊となって体内に蓄積されます。その余分な「冷え」が気温や気圧の変化に反応し頭痛を引き起こします。

呉茱萸湯」は体をあたため血や気の巡りを良くする漢方です。頭痛の原因となる「冷え」を取り除く作用があるので、冷えが原因の頭痛をお持ちの方に効果的です。

 

 

頭痛の原因を探ると合う薬が見えてくる

湿気による頭痛と冷えによる頭痛、この2タイプは比較的漢方が効果的です。五苓散と呉茱萸湯は西洋薬では効きにくい頭痛に特に効果を発揮します。

どっちのタイプか分からないという方は両方試してみるのもおすすめです。

もちろん痛みがひどいときは受診しましょう。薬に頼りすぎるのは禁物です。

 

また、健康のために「水をたくさん飲む」という習慣が広まっていますが、。「胃下垂体質(水をたくさん飲むと胃がタプタプしやすい人)」は胃に余分な水分が溜まりが頭痛やめまいを引き起こすこともあります。水分を取らなさすぎるのも良くないですが、取りすぎも注意しましょう。

 

今回ご紹介した漢方はドラッグストアでも販売しています。

自分の頭痛が天候によるものか、冷えによるものかを判断基準に漢方を選んでみると良いでしょう。

※症状や体質には個人差があります。気になる症状がある方、治療中の方は、自己判断せず医師または薬剤師にご相談ください。

 

 

 

 

山崎先生の漢方ラジオ外来』でも山崎先生が頭痛におすすめの漢方についてやさしく解説しています!ぜひ聴いてみてください!

 

 

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