洛和会音羽記念病院の透析治療~患者さんの思いを大切に~
2026.03.04
透析治療を受けている患者数は全国で約34万人といわれています。
洛和会音羽記念病院 透析センターは、透析ベッド数は146床、最大約730人の透析患者さんの受け入れができる京滋地区でも有数の大規模透析センターです。あらゆる腎疾患の診療、透析導入のための外科手術から維持透析まで、患者さんの希望する生き方に寄り添った治療を医師・看護師・薬剤師・臨床工学技士など多職種がチームとなり一緒に考え、患者さんを日々支えています。
洛和会音羽記念病院の透析室
洛和会音羽記念病院の透析治療の特長
①安心・安全・高度な手術ができる体制
当院では、血液透析に必要なシャント手術やシャントPTAなどのブラッドアクセス治療、腹膜カテーテル関連手術などを行っています。また。人口血管シャントやシャント瘤切除などの手術も多数実施しています。
手術実績件数
2023年度 2,164件 2024年度 2,342件
②ブラッドアクセスセンターで急なトラブルにも迅速対応
洛和会音羽病院・洛和会音羽記念病院の相談窓口を統合し、急なシャントトラブルにも速やかに対応できる体制を整えています。ブラッドアクセス担当医師が患者さんの状態に合わせて受入病院を選択・決定し、患者さんの治療に適した提案をしています。
③4病院連携で安心のフォローアップ~遠方の患者さんへも支援~
洛和会では2つの病院と2つのクリニックで透析治療を提供しており、4院が協力・連携しています。クリニックの患者さんに手術が必要な場合は、洛和会音羽病院や洛和会音羽記念病院で迅速に対応できるため安心です。また、通院や入退院時の負担を少しでも軽減できるよう、車いすやストレッチャーにも対応可能な車両を手配するなど、送迎支援サービスをご用意しています。
④オーバーナイト透析を実施
夜間の睡眠時間を活用し7~8時間かけて行うため、より多くの尿毒素が除去され体への負荷が比較的少ないことが特長です。日中の時間を有効に使えるため、働き盛りの方も仕事との両立がしやすいという利点があります。
オーバーナイト透析についての詳細はこちら
⑤京都下肢創傷センター~患者さんに多い“創傷”をケアする~
壊疽、下肢潰瘍の集学的治療を行う専門外来「京都下肢創傷センター」を設置しています。透析中に専門医が回診しながら創傷ケアを実施し、糖尿病性壊疽、閉塞性動脈硬化症(ASO)、静脈性潰瘍などのさまざまな慢性創傷の診断・治療にも力を入れています。
特に、潰瘍を伴う重症の閉塞性動脈硬化症に対しては、吸着式血液浄化用浄化器(レオカーナ)を用いた治療も行っています。創傷外来目的のゲスト透析も随時受け付けています。
⑥洛和ヴィラアエルとの連携
隣接の介護老人保健施設「洛和ヴィラアエル」と連携し、介護が必要な透析患者さんを支援しています。通院が困難な方の入所や、退院後から在宅復帰までのショートステイ利用など、さまざまなニーズに対応しています。
メッセージ
洛和会音羽記念病院 腎臓透析外科 医長
澤田 幸史(さわだ こうし)
確かな技術と真心で患者さんを支える
当院には、さまざまな診療科を経験した熟練の医師が多く在籍しており、広い選択肢から最適な治療法を提示できる体制を整えています。特にブラッドアクセストラブルへの対応に多数実績があり、重症例の入院などもスムーズに受け入れています。また、透析専任の看護師や臨床工学技士、リハビリ職などスタッフの能力も高く、チーム医療で患者さんをサポートできる点が特長です。これからも、スタッフ皆で透析患者さんに寄り添い“頼れる存在”となれるように成長し続けたいと考えています。
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